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夏の海の色


書誌

シリーズ
赤い場所からの挿話 IX
所収
『夏の海の色』中央公論社, 1977
『夏の海の色』中央公論社(中公文庫), 1992
初出
『海』8巻2号(1976年2月号)

設定

舞台
地方の城下町の小都市
アイテム
沖に浮ぶ赤いブイ
時代
私2が小学6年の3月ごろ~中学2年の夏

人物

私2
本文中では「私」。
私2が中1・中2と入院。
英二の父
本文中では「叔父」。
英二の母
本文中では「叔母」。母の妹。
英二の兄
本文中では「上の従兄」。
英二
私2の母方の従兄。私2より2つ年上。
田村咲耶
叔母の従妹。地方の城下町に両親と暮らす。
田村順造
咲耶の父。退役軍人。
咲耶の母
咲耶の母。小柄で優しい表情の人。
咲耶の子供。私2と同い年。海で溺れて亡くなる。
武井忠
城下町の中学3年生。田村家の遠縁。剣道部。
黒川
城下町の中学の剣道部主将。
重松
城下町の中学の剣道部副将。

考察

私2の学年

挿話冒頭の東京のシーンは、私が中学の入学試験に失敗して、この先どういう進学をしたらいいか迷ったことがあったからより、小学校6年生の年度末、おそらく3月ころのことになる。また、エピソードの中心となる、私2が咲耶が住んでいる町を訪れるのは、中学二年の夏、咲耶の住む城下町へ出かけたのであったより、旧制中学2年の夏で疑問はない。時期がわかりやすい挿話である。のちに橙IX で、ほぼ同じ登場人物で本挿話以後が語られるときにも、学年などの変更はない。


更新:2012.10