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城の秋


書誌

シリーズ
橙いろの場所からの挿話 IX
所収
『雪崩のくる日』中央公論社, 1979
『人形クリニック』中央公論社(中公文庫), 1992
初出
『海』11巻5号(1979年5月号)

設定

舞台
地方の城下町の小都市
アイテム
城址公園の橙いろのベンチ
時代
私2が帝国大学1年の9月

人物

私2
帝国大学文科大学1年生。
郊外で私立大学の学生相手の下宿屋をしている。
板倉順吉
母の弟。医師。この挿話では順吉叔父と書かれ、姓は出ない。
英二の母
本文中では「伯母」。母の妹(英二の母の考察参照)。
英二
私2の母方の従兄。私2より2つ年上。
田村咲耶
叔母の従妹。地方の城下町に住む。
田村順造
咲耶の父。退役軍人。
咲耶の母
小柄で優しい表情の人。
武井忠
私2が中学時代に咲耶の家に滞在したときの友人。田村家の遠縁。

考察

私2の学年

私2の学年について、直接の言及はない。しかし、本文中田村家のあるその城下町は、七年前とほとんど変っているようには見えなかったより、赤IX の7年後であるので、私2は帝国大学1年生であること、残暑の感じられる静かな九月の午後の日に照らされていたより、9月であることが分かる。


更新:2012.12