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落日のなかで


書誌

シリーズ
橙いろの場所からの挿話 VII
所収
『雪崩のくる日』中央公論社, 1979
『雪崩のくる日』中央公論社(中公文庫), 1992
初出
『海』11巻1号(1979年新年号):初出時のタイトルは「落日の中の都会」

設定

舞台
東京
アイテム
母が参加している短歌の同人誌の橙いろの表紙
時代
私2が帝国大学に入学前後~7月

人物

私2
帝国大学文科大学1年生。
郊外で私立大学の学生相手の下宿屋をやっている。
川上源太郎
母の従兄。
お春
母の従姉。源太郎の姉。
川上康夫
鹿児島出身。私2の大学の同級生。源太郎の甥。
弓子
鹿児島から川上康夫について上京。
乾先生
鹿児島出身の歌人。母の和歌の先生。
塩月
帝国大学文科大学独文科助教授。
綾小路
帝国大学文科大学独文科助手。
速水健三
川上の先輩。
英二の母
本文中では「伯母」。母の妹(英二の母の考察参照)。
伊藤先生
名前のみ登場。鹿児島の裁縫の先生。
大沼直衛
名前のみ登場。私2の友人。男爵家の若当主。

考察

私2の学年

挿話の冒頭の場面が山岳地方の高等学校を卒業して東京に戻った当座であり、最後の場面が川上たちが上野を出たのは七月終りの暑い日だったので、本挿話は私2が旧制高校を卒業して帝国大学に入学した頃に始まり、その年の7月に終わっている。


更新:2012.11