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高原の町から


書誌

シリーズ
橙いろの場所からの挿話 II
所収
『雷鳴の聞える午後』中央公論社, 1979
『雪崩のくる日』中央公論社(中公文庫), 1992
初出
『海』9巻10号(1977年10月号)

設定

舞台
山国の都市(松本)
アイテム
栄子の濃い橙色のヘア・バンド
時代
私2が旧制高校1年の4月~6月

人物

私2
旧制高校1年。学校のそばの専門の下宿屋から、駅裏の素人下宿に移る。
秋山貞二
私2が通う高校の一年先輩。理乙。本文中には「秋山」と書かれ、名は出ない。
鳥見茂
私2が通う高校の同級生。本文中には「鳥見」と書かれ、名は出ない。
榎本
私2が通う高校の3年理乙。1年休学しているため、年長。私2が入った専門の下宿屋での同宿。
村木・清水・竹下明・黒岩
私2が入った専門の下宿屋での同宿の先輩。
長岡美根子
山国の都市にある長岡医院のひとり娘。女医。
菊枝
私2が移った素人下宿の上の娘。27~28歳くらい。
栄子
私2が移った素人下宿の下の娘。22~23歳くらい。銀行に勤めている。
大沼直衛
名前のみ登場。私2の友人。男爵家の若当主。

考察

私2の学年

本文中「いいえ、一年です」より、私2が1旧制高校1年生であり、六月の太陽は、ほとんど夏を感じさせた。より、入学後6月までの話であるのは明らか。

ほか

私はビールも煙草もはじめてであった。とあるが、赤X に、私は大沼の家で煙草を吸うのを覚えたが赤XI に、私は叔父のついでくれたビールを一口飲んで言ったとあるので、これは著者の思い違いか。


更新:2012.11