本棚>ある生涯の七つの場所ノート>挿話

薔薇の睡り


書誌

シリーズ
藍いろの場所からの挿話 XIII
所収
『椎の木のほとり』中央公論社, 1988
『椎の木のほとり』中央公論社(中公文庫), 1993
初出
『海』16巻3号(1984年3月号)

設定

舞台
フランスの湖畔のホテル
アイテム
ホテルの藍いろに塗ったボート
時代
1939年4月~7月

人物

ゲオルグ
本挿話の主人公。スペイン内戦を離脱して、フランスの湖畔のホテルにいる。
ルネ・ジラール
ゲオルグの親友。
セルジュ
ホテルの息子。休暇で帰ってきて、そのままいる学生。
セルジュの父
ホテルの主人。60格好。本職はむしろ猟師。
セルジュの母
世話好きな、柔和な人物。
ジュリア・フィールズ
アメリカ人ピアニスト。
マネージャー
ジュリア・フィールズのマネージャー。
オデット
半世紀も一世紀も前の人物。ホテルの近くにあるシャトーの一人娘。
画家
半世紀も一世紀も前の人物。オデットに恋をし、城館の対岸に家を建てる。

考察

本挿話の時期と場所

本文中、三月終りに人民革命軍が最後の拠点とした首都が陥落「間もなく戦争ですな」/「戦争でしょうか」/「間違いありません。動員令が出るとのことです」より、1939年である。

また、五月の終りになってゲオルグの湖畔の滞在も一カ月を越えた。から、挿話は4月に始まり、ゲオルグの滞在はのびて、七月に入っていた。から、7月に終わることが分かる。

場所については、湖のほとりに城館があること、対岸に家があることくらいしか情報がなく、不明。


更新:2013.02