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椎の木のほとり


書誌

シリーズ
青い場所からの挿話 XIII
所収
『椎の木のほとり』中央公論社, 1988
『椎の木のほとり』中央公論社(中公文庫), 1993
初出
『海』16巻2号(1984年2月号):初出時のタイトルは「椎の木の周囲」

設定

舞台
東京
アイテム
いつが編んでくれた青い靴下
時代
1937年:私2が大学を卒業した翌年ごろの10月~12月

人物

私2
本文中では「私」。
私1
本文中では「父」。一年ほど前にパリに移る。
私2と一緒に住んでいる。
大沼直衛
男爵家の若当主。東亜経済研究所勤務。
西條弓子
名前のみ登場。本文中では「西条弓子」。
上野池之端の大沼行きつけの店のお内儀
瀬木道雄
帝国大学文科大学独文科助教授。私2の遠縁。
瀬木梓
瀬木道雄の妻。本文中では「家内」
谷口清次郎
名前のみ登場。帝国大学文科大学独文科主任教授。
坂口
名前のみ登場。帝国大学文科大学独文科助手。
大谷
名前のみ登場。私2が学生時代の帝国大学文科大学独文科助手。
田中啓作
名前のみ登場。ドイツ帰りの研究者。
川上康夫
名前のみ登場。私2の大学の同級生。
英二の父
名前のみ登場。本文中では「叔父」。
良子
私2の従姉。
英二
名前のみ登場。私2の従兄。
英二の乳母
仁木
名前のみ登場。本文中では「叔父」。母の弟。
南部修治
名前のみ登場。
楠木伊根子
名前のみ。南部修治のもと婚約者。
いつ
私2が届け物をした家の奉公人。

考察

暦年代との対応

本文の終わりに、その日の夕刊で私は東京帝大の矢内原教授が反戦的論文による筆禍事件で、ついに大学へ辞表を提出したのを知ったのだった。とある。これは1937年12月の事件なので、本挿話も1937年ということになり、青XIIと同じ年の出来事になる。


更新:2012.12